「オールタイムOK! 時間があれば何度でも読み返しちゃうオモシロ本たち」 |
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世に砂の数ほど本は存在すれど、残念ながらそれらをすべて片っ端から読むことはできません。 限られた時間とお金、ならばできればおもしろい本だけピックアップして読みたいなあなんて思ってしまう。読書は極上のエンタメですもの、せっかくなら最大級のオモシロ本を手に入れたい! 私の読書傾向は大変偏っており、またそれほど多くの本を読むわけではないけれど、そんな中にも時おり忘れ難く、たまらなく、叫びたいほどイカシた本に出会うこともあります。 以下はそれらのおぼえがき。みな絶対に読む人の時間を無駄にさせない、超オモシロ本ばかり。機会がおありでしたらゼヒお手に取ってみてくださいませ〜。ナヌ? もうとっくに読んでいる? ならばその本について、私と熱く語り合いましょうヨ〜! 内容は随時更新、と言いましてもそんなに動かないと思いますが、おもしろ本に出合えたらいつでも吼えちゃうもんネ! |
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2008年4月現在、ディーヴァー祭り真っ最中。 ジェフリー・ディーヴァーとマイクル・コナリーがいれば、半年は充実した読書ライフが送れると思うなぁ。 万歳!!!!! |
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ロマンス小説 |
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冬のバラ | キャスリーン ・ウッディウィス |
18世紀のイングランド。借金に困った父親に競りにかけられたエリエンヌを競り落としたのは、大金持ちだが体が不自由、常に鉄仮面で顔を隠した黒づくめの謎のサクストン卿だった。一方、人妻となっても彼女に変わらぬ猛アタックをかけ続けるハンサムなアメリカ人青年事業家クリストファー。ふたりの間で揺れ動くヒロインと、サクストン家にまつわる20年前の陰謀の真相……。 ヒストリカルロマンスの白眉。女性の夢! 芯の強いヒロインのけなげさ、ヒーローのかっちょよさにうっとり〜。ラブシーンもセクシーだけど品があるのよね。「狼と鳩」「シャナ」などウッディウィスの作品はどれも好きですが、迷いつつもこれをイチオシ! |
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歴史小説 |
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蒼穹の昴 | 浅田次郎 | 西太后時代の清が舞台。慣れない舞台設定ながら、気がついたらお話にどっぷり引き込まれてた。「めくるめくほどおもしろい」。浅田さんって、天性の物語師だと思う、ホント。 |
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影武者徳川家康 | 隆慶一郎 | これはとにかく読まないとソン。家康は途中から影武者に変わっていた!? 目のつけどころと言い、展開と言い、他の家康ものとは一線を画すよねッ。隆慶一郎さんの本にハズレはないね。 |
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鬼平犯科帳 | 池波正太郎 | 言わずと知れた……。読んでると五感で江戸を感じる。長谷川平蔵は理想の上司かナ? 何ともおいしそう〜な食べ物の描写もたまりませんな! |
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アンジェリク | S&A・ゴロン | どこをとっても大河ロマン! 17世紀フランス、みどりの瞳にブロンドのアンジェリクの波乱万丈のものがたり。 小学生の時に初読、感動忘れ難く20年経ってようやく全巻を家に揃えました。自分の好きなタイプのヒーローに、ジョフレ・ド・ペイラックの影響がとっても大きい気がします。 |
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晏子 | 宮城谷昌光 | 読み始めたらフロの中でも止まらなかった。むしゃぶりつくようにおもしろいとでも表現すれば? 宮城谷さんの本はどれも好きですが、この本のあまりのおもしろさぶりに、まずは推す! |
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眠狂四郎シリーズ | 柴田練三郎 | ニヒルで格好いいのよ、狂四郎が。とりあえず読んどけ! |
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SF(スペースオペラ等含む) |
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ハイペリオン | ダン・シモンズ | 左記の4冊シリーズ合計で膨大な量ながら、いやはやこの倍あってもいいっ! とにかく無茶苦茶おもしろいんですよ、これがもう! ストーリーは割愛しますが(コラ)、SF苦手の人も食わず嫌いはもったいなさすぎっ。中身はもうエンタメ総ごっちゃ煮です。私の見るところ「エンディミオンの覚醒」は立派なラブロマンスです〜。 生き生きした登場人物、めくるめく未来世界、スピーディで目を瞠らせるストーリー展開。数々の賞を受け、アメリカでは数十万部を売り上げた名作・快作・ヒット作。 つつしんで呼ばせていただきたい。これぞエンタメキングだと! |
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ハイペリオンの没落 | ||||
エンディミオン | ||||
エンディミオンの覚醒 | ||||
七都市物語 | 田中芳樹 | 何度読んでも飽きませんなあ。キャラが最高イケてます! 無人島に1冊持っていくならこれを……と考えていました。(「ハイペリオン」シリーズとどちらにするか、今は迷ってますけど) |
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銀河英雄伝説 | 田中芳樹 | 説明不要な超有名作。イベントで生まれて初めて買った同人は銀英でした。キャラではロイエンタールが一番好きなので、9巻はしばらく再読できなかった……。 まさに銀河を駆け抜けた生きた伝説。ラインハルトよ永遠に! |
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ダーコーヴァシリーズ | マリオン・ジマー・ プラッドリー |
DARKOVERシリーズ、読み始めると、はまりますぜ!遠い未来、ダーコーヴァに殖民した地球人の子孫たち。彼らにはラランと呼ばれる超能力が備わっていたが……。 一作一作の雰囲気がけっこう違っていてあれこれ楽しめるし、各作品それぞれのキャラのつながりを調べるのも楽しいし。コアなファンも多そう。私もそうなりたいっす。 |
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幻魔大戦シリーズ |
平井和正 | 結局未完なんですかこれは? それでもしかし、作品全体に満ちるオーラにも似たエンタメパワーは欠けるものじゃござんせん! スーパーナチュラル美青年カリスマ・東丈にも憧れたよ……。『死ぬまでに、いつかは読みたいこの続き!』はい、一句。 |
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ファンタジー |
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コナンシリーズ | ロバート・E・ハワード | 剣と魔法、ヒロイック・ファンタジーの自分的源流。いや、世界的源流か? これを読むと何だか安心するんですよね。内容は安心とか癒しとかとは正反対なんですけどもっ。 |
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パーンの竜騎士シリーズ | アン・マキャフリイ | ヒロイック・ファンタジー+ロマンス+SFの見事な融合。特にシリーズ第一作「竜の戦士」は必読。ヒロインのレサもかっこいいし、ヒーローのフ=ラルは、なんつーか、理想の男の一典型っていう気がする。惚れる。 |
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冒険小説、ミステリー |
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終戦のローレライ | 福井晴敏 | ……言葉なく、一読涙止まらず。 なぜ人は生きる? 死んでいく? 絶望に身を打ち抜かれながら、それでも一閃の希望を糧に人は前に進み行く。青く広がる空の下、流れる懐かしきやさしき故郷の調べ……。 心と魂のありか、人の在り方を突きつけながら、一行一行が読む者に至福の時を紡ぎ出す。海洋冒険小説のまごうことなきこれは傑作。 絹見艦長、私を嫁にしてください! うおー、かっこよすぎよー! |
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亡国のイージス | 福井晴敏 | ここに描き出される男たちのドラマを見よ! さまざまな人生を背負い喪失の痛みを抱えて、それでも真摯に生きようとする彼らの熱き思い。父と子、上官と部下。せつなく胸絞られる男たちの生きざま。重なり合い引き離される人々の軌跡。フィールドは違えども、みなひたむきに自分の存在理由を求めて戦う。 とにかく読め!と叫びたい。読んで損はしない。というか、読まなかったら、このおもろい感じ〜〜〜!を味わえない。それはあまりにももったいない! 「これでもか!」ってほどに盛り込まれたドキドキワクワク。こういう激おもしろ本があるから、読書はやめられないのよっ。 |
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ホワイトアウト | 真保裕一 | 冒険小説の傑作でしょう! ダムを占拠したテログループに対峙する主人公の命を賭けた苦闘に息を呑みつつ、彼が人間としての誇りを取り戻していく過程に涙。雪山の描写が圧倒的で、読んでいて体温下がる気がいたします。 真保さんの話はさ、人間に対するまなざしが底のところであたたかいのよね……。 |
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マークスの山 | 高村薫 | 私はこれで高村さんにハマりました。合田刑事ラブー! 義兄で美形の加納検事もス・テ・キ! 思わず同人も出しちゃいましたのッ! |
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競馬シリーズ | ディック・フランシス | シリーズのどれを読んでも安定したおもしろさ。誠実で誇り高く、そして人間的なやさしさを兼ね備えた主人公たちのカッコよさと言ったら、はぅあー! 自分の好きな男のタイプへの影響大。 迷ったなら「利腕」から読め! |
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王者のゲーム | ネルソン・デミル | 風呂に入る間もページから指が離れませんでした。まさにページターナーの王者! これに限らずネルソン・デミル様の作品は何を読んでもグゥよ〜! だから様づけ。「スペンサーヴィル」とか好きだなあ〜。 |
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暗殺者 | ロバート・ラドラム | ラドラムを読む時は徹夜の準備をしてから読み始めるのが習慣です。 これはそのラドラムの最高傑作。息もつかせぬ展開、謎また謎に危機一髪は彼の真骨頂だあ! 時間を忘れて没頭しますよっ! |
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タイタニックを引き上げろ | クライヴ・カッスラー | 輝かしきダーク・ピットシリーズの記念碑的第一作。大ベストセラー。 映画はダメだったけど、この本のおもしろさは何年たっても褪せませんねッ! エンタメ本からダーク・ピットのシリーズははずせませんよ〜。 |
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その他 |
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深夜特急 | 沢木耕太郎 | 憧れとせつなさ、青春への回帰。これを読んで何人の人が放浪の旅に出たくなったことだろうか。私も行きたぁ〜い! |
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次 点 ……惜しい〜〜! 殿堂入りこそ逃したけれど、ぜひとも一言記録に残しておきたいの! |
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マイルズ・ヴォルコシガン (ワームホール・ネクサス) シリーズ(SF) |
L・M・ビジョルド | 「ヴォル・ゲーム」「バラヤー内乱」「ミラー・ダンス」……ビジョルドはこのシリーズで、あのハインラインと並ぶヒューゴー賞受賞3回の栄誉に輝きました。ほかにもネビュラ賞・ローカス賞など総嘗めです。 惑星バラヤーの帝国軍士官マイルズの痛快な活躍。複雑かつ個性的なキャラの魅力とテンポのいいストーリー展開にあなたも引き込まれること間違いなし! |
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