星の轍
旧き殻を捨て 生まれいづる世界は黎明
神眠る地を導きゆくは唯ひとり
さざめく髪は光の冠
碧落の瞳にさだめの行方を映し出し
微笑みのまま すべての者に慈悲と恵みを
白き御手が咲かせる希望(ゆめ)は永久(とわ)に枯れない花のよう
それは私の願い 望んだ明日
貴女を支えそして見守る 同じ心は返らなくとも
深く静かに想いを沈め 流れる日々は伝承をたどり
やがて来る永別(わかれ)の朝には 去り行く胸に至尊の面影
貴女が誰をも愛するように 貴女は私を愛するだろう
けれど誰もが貴女を愛するよりも 私は貴女を愛するだろう
何処に在っても 如何なる時も
めぐる星のもと 遙か遠い昔から
そう、識っていた
貴女が私の運命なのだと―――――