星を戴く者



時は満ちたり 
瑞穂なる豊葦原に花冠を受く者 
いざや進み出ん


四方(よも)駆ける風は奏でよ
明日を拓く朽ちぬ勲詩(いさおし)
白き御手は限りなき慈悲をも抱き給う


……生は玉響 されど無限
いのち輝かし生き生きて
久遠の先へと想いを繋ぎ


黄金の御髪 波打たせ
あまねく宇内を見遙かす創世の煌眸
千億の星をその瞳の中に





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